趣味でやっているヨガの座学で、『羊ライオン』の話があります。
そのエピソードは、ギャーナ・ヨーガ スワミ・ヴィヴェーカーナンダよりの引用だったのですが、講師の方が語ってくれた事でより理解が深まったのを覚えています。
羊ライオンのエピソード
一頭の親をなくした子ライオンはヒツジ達の群れで、ヒツジ達に育てられました。
自分をヒツジだと思い
その事になんの疑問も違和感もなく
草を食べ、メエメエと鳴いて
猛獣に怯え、ビクビクと生きていました。
ある一頭のライオンが
ヒツジ達の群れを襲いました。
ライオンはメエメエ鳴きながら逃げ回るヒツジ達の群れに
自分と同じライオンの姿を見て
びっくりしました。
後日、自分がヒツジだと思っているライオンにこっそり近づき言いました。
「おい、お前はヒツジではないぞ。ライオンだぞ」
信じないヒツジライオンを湖へ連れていき
水面に映る自分の姿を見せました。
その瞬間、全てを悟ったヒツジライオンは
ウオオーンと吠えると
もう、二度とメエメエと鳴く事はありませんでした。
羊ライオンのエピソードからの学び
このエピソードは、自分が独立するときのエピソードと重なりました。
当時は、ホームページ制作会社でお客様にホームページ運営の提案をしており、仕事にもやりがいをを感じていました。
この時は、会社の同僚はもちろん取引先も「会社員」ばかりだったので、独立したいという思いも特にありませんでした。
しかし、趣味のヨガを通してフリーランスや個人事業主と関わるにようになり、「会社員」としての働き方以外もあるんだと感じはじめました。
そう言った意味で、この羊ライオンの話は、
- ひつじ=会社員
- ライオン=フリーランス・個人事業主
とお置き換えて聞いていました。
もちろん、「会社員」という働き方がダメだと思っているわけではありません。
人にはそれぞれ、自分にあった働き方があると思っています。
同じ会社員という働き方でも「転職」を経験をしているのであれば、自分を今の業界に導いてくれた人がライオンにあたるかもしれません!
自分はこの「羊ライオン」のエピソードから学んだ事は下記の2つです。
- 自分の可能性を信じる事(湖のような鏡が必要)
⇒答えは自分の中にある - ガイド役(メンター)の必要性(湖まで連れていってくれる人)
もし、自分が働きたい業界があるのであれば、その業界で働いている人と交流を持つのも良いかもしれません。
もし、何かの分野で独立を考えているのであれば、その分野で独立した人と交流する機会を作っても良いかもしれません。